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5年連続利益なのに倒産? 「在庫」の怖さ
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5年連続利益なのに倒産? 「在庫」の怖さ

5年連続利益を計上しており、貸借対照表上も自己資本が増え会社は順調!と思っていたら、急に資金繰りが厳しくなって、倒産なんてことはよくあることです。何がまずかったのでしょうか?
  

適正在庫の把握ができているか?


会社の貸借対照表を確認すると、資産の大半は「棚卸商品」でした。この会社は過剰在庫で倒産した様子です。では、適正在庫とはどういったものをいうのでしょう?在庫コストを最小限に抑え、かつ、効率よく売上げに結びついている在庫量および金額のことをいいます。適正在庫量は簡便的には次の算式で求めることが可能です。

適正在庫=年間販売高÷年間商品回転率
  
ただし、これは、人間でいう健康診断と同じで、ひとつの目安にすぎませんね。実際には、季節商品や時間的な要因、安全在庫といった点を考慮して各部署が分析し決定する必要性があります。まずは、自社にあった適性在庫を量と金額の両方の観点でおさえることが必要です。
 

売上アップのチャンス到来? 

あなたの会社が1個あたり40,000円で製造可能なA商品を得意先Z社が1個あたり50,000円で毎回100個単位の購入をしてくれているとします。御社は、今までこの商品の在庫を持たずZ社からの注文に応じ製造販売していました。ところが、Z社から「今後は取引金額を大きくし、毎回200個単位で購入するから、発注したら即日に納品してほしい」という提案がありました。あなたならどうしますか?

売上利益が本当に見込めるか?

営業マンならすぐにでも提案に応じたいと思いますが、応じた場合はどうなるでしょうか? 御社は40,000円×200個=8,000,000円のA商品の在庫を常にZ社への対応のために抱える必要性があるのです。ある時、Z社が注文をしなくなりA商品の競争力がなくなった場合、8,000,000円の在庫が無価値になり不良在庫になる可能性があります。一見応じたほうが得なようにみえますが、提案に応じるには追加で8,000,000円以上の利益を得られる読み(具体的には8,000,000円÷10,000円(1個あたりの粗利)=800個以上が追加で売れる読み)がなければ応じる必要性はないのです。

在庫という魔物

企業は、売上を確保するために在庫を持つ必要があります。在庫を持つことは経営をする上では必要な行動です。問題になるのは、必要以上に在庫を持つ場合です。では、経営的にみて、なぜ在庫が増えるとだめなのでしょうか? それは、在庫が増えるとその分スペースが必要にもなりますし、それに伴う管理経費も増えます。また、借入等に依存していると金利負担もかかります。また、不良資産で抱える可能性も高くなります。営業担当者は「在庫切れ」を心配するので、「在庫は常に多く持っていてほしい」と願います。しかし、持ちすぎると経営を圧迫しかねません。一般的に、在庫を保有することによってかかる管理費は少なくても年間で5%、製造業等などで多い場合には25%ともいわれています。このように、過剰な仕入れによる在庫の増大は、営業利益が黒字であっても、営業キャッシュフローはマイナスとなり含み損失を抱えて、いわゆる「黒字倒産」を引き起こしかねなくなります。
税理士 岩浅 公三岩浅 公三(岩浅税理士事務所)
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